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  エンドポアの臨床例
<上がエンドポア、下が従来型>
(上顎エンドポアは当院での実例) 











エンドポア=インプラント について

 エンドポア=インプラントは、カナダ政府の支援のもとトロント大学での研究開発 から生まれたシステムです。 この新しい発想から生まれたインプラントシステムは、シニア世代の患者さんからの 切実な要望に日常的に接している 我々臨床歯科医にとってきわめて有難いメリットがあります。

 それは一言で言って、術式がシンプルで、手術に伴う身体的・心理的負担が少 なくて済む ということです。
 シニア世代の、殊に女性の中には、義歯などの従来の治療法への不満からインプラ ント 治療を希望されるものの、外科的処置に対する恐怖感の強い方が多くおられます。 従来からのスクリュー=タイプのインプラントに比べ、サイズが小さなこのシステム では、術式がシンプルで短時間で済みます。
 また、従来のシステムであれば骨量の不足を補うために大がかりな外科手術が必要 だったケースでも、エンドポアなら、 そのまま応用できるというケースも多く経験します。
 つまり、それだけインプラント治療の恩恵をより多くの人に広げることが できるシステムではないかと思っています。

以下はエンドポア=インプラントの開発元であるカナダのInnova社の資料を訳したも のです。参考までにご一読下さい。

      ・開発の中心者であるDr.Deporterによる参考文献はこちら
      ・阪大歯学部の研究グループよる参考文献はこちら
      ・日本の輸入元会社の解説ページは こちら


Endopore® 歯科インプラントは独特の円錐台形の形状をしており、骨の 3次元的な内部への増殖を図るため、その全周にわたって多孔質的な性状をしていま す。

よりシンプルで、外科的侵襲が少なく、生物学的により安定したシステムを 求める声に応えて、 Endopore® インプラントは1980年代半ばから整形外科領域 で広範に使われてきたアプローチを応用したものです。

従来からのスクリュー=タイプのインプラントに比べて Endopore ® は 以下のような外科的特長を持っています:

  • 骨としっかりした3次元的な結合を引き起こす表面性状

  • 骨稜部の骨の変化が最少で予測範囲に留められる

  • インプラントの長さが短いため、外科的応用範囲がより広くな る

  • 煩雑さのない4段階の治療テクニック

  • 初期治癒期間がより短い

  • 器具類や在庫が最少で済む

Endopore® が高い成功率を示しているのは Endopore® の結合性の多 孔質表面へ皮質骨が増殖してくることによって、 歯槽骨と結合するからである。インプラントが機能し始めると歯槽骨にかかる咀嚼時 の荷重がWolffの原理 にしたがって、さらに皮質骨の発育を促進する。これに対し、スクリュータイプのイ ンプラントでは歯槽頂の上縁および下縁の皮質骨によって支持されて いるだけで、その全長の大部分では、脆弱な海綿骨の支持のみである。

多孔質性の表面形状によって骨とインプラントとの接合部の表面積が大幅に 増加しているため、インプラントをより短いものにすることが可能に なった。これは、より長いスクリュータイプのインプラントでは適応できなかったケー スでも、Endopore® インプラントなら、対応できることがある、と いうことを意味する。 Endopore® を使うことによって、上顎洞挙上術など大がかりな上下顎骨の骨造成 術を避けることができる可能性もあり、このことは患者の心理的 負担を軽減し、インプラント治療をより外科的侵襲が少なく応用範囲の広いものとす ることができる。多くの臨床的・X線的・組織学的な研究によって、 従来のタイプのインプラントに比べて、より短いインプラントで、治癒期間も短く、 よりシンプルな術式をとりながら、Endopore® インプラントが 従来のスクリュー=タイプのインプラントより優れた安定性を示すことが示されてい る。何より重要なことは、このような結果が常に臨床的検証によって 示されていることであり、その成功率が96%を越していることである。