インプラント治療においてきわめて重要な技術革新となった<CT分析システム>の先駆者的
存在である『Sim Plant』が、日本に導入されて今年がちょうど10周年になります。
これを記念して11月4日(土)、5日(日)の2日間、東京の都心にありながら緑溢れる雰囲気の
田町グランパークで開催されました。
ご招待をいただいての参加でしたが日本のインプラント治療の世界にCT分析が
導入されてからの10年を振り返り、現在の最新レベルでのインプラント治療とその
中でのCTの活用についての多方面からの講演を聴くにつけ、あらためてこのデジタル
技術を応用した診断・手術シミュレーションシステムの重要性を再認識しました。

-- 講演に熱心に聴き入る参加者 --

-- 会場で発表された新発売の歯科用CT --
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-- 会場の『グランパーク』(東京・田町) --
このデジタル技術を用いることによって初めてインプラント手術を行う対象である顎骨
やその周辺の詳細な3次元的データが得られ術前に周辺の危険部位
を避け、より安全で確実な手術を行うことが可能になったのです。
インプラント治療が、単に口腔内に人工歯根を定着させればいいという
段階から、審美性や機能性において患者さんからのより高度な様々な
要望に応えていく段階になっている現在、このようなデジタル診断・手術支援技術を
フルに活用しなければ、きめ細かいハイレベルな治療を行えない
時代になっているということを強く実感しました。
コンピュータを利用した各種のデジタル技術には早くから取り組んでいる
当院ですが、これからも常に最新技術を吸収し、日常の診療に活かして
いかなければならない、という気持ちを強く感じた2日間でした。

-- ポスター発表の前で話し合う参加者 --
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