イタリア周遊ツアー(3)

翌日のツアー第4日目は、フィレンツェを出て、ローマに向かうのですが、その途中チヴィタ・ディ・バニョレージョという小さな観光スポットに立ち寄りました。この地は、2012年公開の映画『ホタルノヒカリ』で綾瀬はるかさん演じる「ホタル(雨宮蛍)」と藤木直人さん演じる「高野部長」のハネムーン先として登場したイタリアのロケ地で、“天空のラピュタ”とも称される絶景の村で、映画のラストシーンなどで印象的に描かれているそうです。この町は「死にゆく町」や「天空の城(天空の町)」として知られており、侵食による風化が進んでいるそうです。

この天空の街に行くためには、ツアーバスから、現地のシャトルバスに乗り換え、そこからさらに強い風が吹き抜ける山道の激しいアップダウンを歩いてようやく辿り着く地で、個人ツアーでは、ハードルが高いものがあり、このような添乗員付きのツアーならでは、のコースだと思いました。

この山上の地区に現在実際に住んでいる人口は、たったの14人だそうですが、その町の中心部にはサン・ドナート教会という立派な教会があり、この教会の前のサン・ドナート広場は町の中心であり、その左にある教会の鐘楼は、中世の雰囲気を色濃く残しているようです。

その中にも入ってみましたが、中々立派なものでした。

また、この天空の町の中には、約3000年前のエトルリア人の洞窟跡も残されていました。

そして、この天空の町の中のレストランでランチ。

しかし、予想以上にしっかりしたお味の料理で大満足でした。

この地は、標高が約400mあるとのこと、ランチを終えて外に出ると、霰(あられ)混じりの小雨が降り出しました。地元のシャトルバスまでの急な坂道を下りる際、特に谷間を通る小径では、激しい風が吹き荒れ、少々ビビりましたが、無事バスに辿り着き、いよいよ、ローマに向かいました。

しかし、チヴィタでゆっくりしたこともあり、ローマに着いたのは夕方の4時過ぎ、限られた時間の中で、要所要所を短時間で見て回るしかないのはやむを得ません。ローマ在住44年というベテラン女性ガイドの詳しい解説を聞きながら、まずバチカン市国へ。ただこの世界最小面積の国も激しいオーバーツーリズムの波に洗われていて、制限無く入れるサン・ピエトロ大聖堂前の広場で歴史的経緯の解説を聞き、記念の写真を撮るので精一杯でした。

しかし、やはりその規模は壮観。

小雨がぱらついて来たサン・ピエトロ広場を離れ、サンタンジェロ城とサンタンジェロ橋、コロッセオ、コンスタンティヌスの凱旋門等は車窓からのみで通過。しかし、このローマ中心部の観光名所は、17年前のモナコツアーの際の3日間のローマ滞在中にじっくり歩き回ったので、OK。

この後、再びバスで移動し、ローマのまさにど真ん中のトレビの泉を中心とした地区へ。昔のツアーでも来ていましたが、トレビの泉そのものを見て、数枚の写真が残っているだけですが、専門ガイドの説明によれば、この地区には、現在はイタリアの下院の国会議事堂(ベルニーニがデザインした「モンテチトーリオ宮」)や高市首相の盟友?のメローニ首相が執務する首相官邸(キジ宮)等、イタリア政治の重要機関が集まる地区でもあるようです。

首相官邸(キジ宮)
イタリア下院(モンテチトーリオ宮)
(首相官邸前のコロンナ広場)
(コロンナ広場横の伝統的ショッピング街ガッレリア)

この政府機関等のある一画のコロンナ広場の側には伝統的ショッピング街のガッレリアがあり、その中には有名ブランド店が軒を連ねています。その目立つ店舗の中に、我が日本の代表的ブランドであるユニクロがローマ初の店舗を出し賑わっているようです。

この伝統的なショッピング街に、ディズニーのキャラクターとともに、日本のサンリオのキャラクターの商品が並んでいました。

ブランドショップ街を抜けて、トレビの泉に向かいます。途中、いい雰囲気のお店が。

ようやく着いたトレビの泉は、さすがにスゴい人混み!

以前にも訪れていますが、何しろ20年近く前、静止画の写真が数枚残っているだけです。現代は、小さなiPhoneで、キレイな動画が撮り放題、隔世の感があります。

トレビの泉からすぐ近くにあるスペイン広場に向かう途中、その名前の由来となったスペイン大使館が。大使館の扉が開いていることは珍しいらしく、タイムリーな写真が撮れました。

その後、スペイン広場に向かい

さらに映画ローマの休日でも有名なスペイン階段を上り

この日の予定は終了。ホテルのレストランにて、顔より大きそうなピザを食べて、ぐっすり眠りました。

 

翌日のこのツアーの観光5日目、観光の最終日は、ナポリ、ポンペイです。ローマのホテルからは2時間以上かかるため、早朝からホテルで朝食。

途中、経由するナポリ湾とベスビオ火山の絶景を見て

ポンペイの地元レストランでランチ。久しぶりにトマト味とは違うボンゴレパスタと焼き魚。

この後、いよいよ、専門ガイドの解説を聞きながらのポンペイ遺跡の見学。

日本では未だ弥生時代の紀元前1世紀のローマの地方都市の繁栄ぶりと高度に洗練された市民生活のレベルの高さには驚きを禁じ得ませんでした。

これで、実質観光日5日間のイタリア周遊ツアーを無事終了しました。季節的にも、現地は暑くも寒くもなく、天候も天空の街チヴィタの帰り道にアラレ混じりの小雨と強風に遭った以外は、柔らかい日差しの好天に恵まれ、イタリアの土地風土と歴史を満喫した旅になりました。旅の幸運に感謝です🙏

それにしても、海外に行くたびに、あらためて日本の暮らしと社会の良さを再認識する気持ちです。日本🇯🇵はほんとにいい国ですね。

《後記》

帰宅後、スーツケースの整理をし、大量の洗濯物を干して、お昼寝をしました。目覚めたら、時差ボケの眠気がややあるものの、身体は意外に元気でした。なんでかなと思ったら、今回のツアーは歩き歩きの連続で、たっぷり身体を動かしていたからのようです。
ちなみに歩行記録を整理してみると1日平均一万歩以上歩いてました。やはり座って食べるだけのツアーではなく、折角の観光地をしっかり歩くのが良さそうです(笑)

投稿者:

matsuga_senior

《松賀正考》大阪大学外国語学部英語学科、歯学部卒業。明石市で松賀歯科開業。現シニア院長。 兵庫県立大学大学院会計研究科を卒業し会計専門修士。さらに同大大学院経済学研究科修士課程を卒業。その修士論文で国際公共経済学会の優秀論文賞を受賞。現在、博士課程在学中。