開院25周年を迎えて

<現役時代の旧ホームページからの移植です> (2007.1.1 分)

 2007年の新春、おめでとうございます。
 本院は、今年、明石にての開業25周年を迎えます。
 私自身も1977年に阪大歯学部を卒業し、歯科医師としての人生をスタートして、満30年を迎えることになりました。
 歯学部卒業後、当時新設されたばかりの徳島大学にて助手として研究と教育の現場を経験し、その後、三菱グループの 総合病院である三菱病院で多面的な臨床現場を経験した後、当地において診療所を開設いたしました。
 この間、多くの先輩や友人知己を得て、貴重な人生経験を積ませていただき、又地域の方々から暖かいご信頼とご支援を いただき、今日まで、当地の歯科医療に微力ながらも力を尽くせたことに、心より感謝申し上げたいと思っております。

 私事ながら、当地にての開業の年に生まれた長男も本年同じ母校の阪大歯学部を卒業することとなり、縁あって私の 歯学部時代の同級であった教授のもと、 歯学部附属病院『口腔総合診療部』(前田芳信 教授)にて、最先端のインプラント治療等を含む総合的な歯科医療の 研究・研鑽を積ませていただくことになりました。

 新しい区切りとなるこの一年、歯科医療分野においても技術的にますます高度化し、患者さんそれぞれの状況に 合わせたきめ細かい配慮と総合的視点の必要性が強く感じられます。

 どの分野においても、最早、『モーレツ』がもてはやされた戦後の高度成長時代や誰もが踊り浮かれたバブル時代の ような大量生産・大量消費の時代は過ぎ去り、個別の状況を深く分析し、きめ細かく慎重な配慮が必要な時代になっています。

 このような時代状況の中、30年にわたる臨床経験をしっかり踏まえ、大学や様々な研究機関の先端的研究、国内外の学会・セミナーを 通して常に最新情報を吸収し、それらを日々の診療に活かせるシステム作り、そして、これまでに蓄積された経験を 引き継ぎ、次の世代がさらに活躍できる体制作りにつないでいきたいと思います。

 新しい年、皆様の更なるご支援とご鞭撻を心よりお願い申し上げ、開院25周年の新年のご挨拶とさせていただき ます。

                                                                           (院長  松賀 正考)

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matsuga_senior

《松賀正考》大阪大学外国語学部英語学科、歯学部卒業。明石市で松賀歯科開業。現シニア院長。 兵庫県立大学大学院会計研究科卒業。同大大学院経済学研究科修士課程卒業、博士課程在学中。