京都瑠璃光院の紅葉

(前稿から続く)

さて、十分な時間的余裕を持って京都の北西にある龍安寺を引き上げ、京都の北東部の山あいにある瑠璃光院に向かいました。事前に調べていた情報では、瑠璃光院には、金閣寺や龍安寺のような付属の駐車場は無く、また都心内部とは違い、周辺にはコインパーキングもほとんど無いようでした。そこで、Googleの地図を眺めていて気づいたのは、直ぐ近くに全国的に有名なリゾートクラブの施設がある事でした。リゾートクラブの施設には当然余裕のある駐車場があるでしょうし、レストラン等もあるはずです。そこで、この施設内のレストランで夕食を取る事にすれば、その駐車場に車を止める事が出来ます。思い立ってすぐに、電話をしてみました。何しろ当日なので、複数のレストランの中には満席で予約の取れない所もありましたが、何とかイタリアンのビュッフェコースの予約が取れ、安心して、このリゾート施設に向かいました。着いてみると、広大な敷地にゆったりと建てられた立派な施設でした。

余裕のある駐車場に車を止め、昨年から何度も行き損ねた瑠璃光院まで徒歩10分ほどの距離を、歩きました。

山あいの紅葉を眺めながら、予約時間よりもかなり早めに到着。

ただし、予約とは言え、20分単位で120人の定員と言う形なので、時間的にそれほど厳密なものではないようで、予約時間の半時間前位でしたが、直ぐに入る事が出来ました。

入って直ぐ2階への階段を上り庭の紅葉が磨き上げられた廊下や大きなテーブルに映り込む有名なリフレクションの光景の見える部屋に入りました。

混雑ぶりについては、予約制を取って人数を制限している以上、大混雑と言う事はあり得ません。またそんな予約制の所に団体客が入り込む事は考えにくいので、いわゆるオーバーツーリズム的な混乱はありません。したがってマナーから外れた騒々しさは無く、静かな雰囲気ではあります。しかし、やはり時間制限もあるので、美しい眺めをゆっくり楽しめる余裕までは無いと言った感じでしょうか。皆んな粛々と庭の紅葉とそのリフレクションを眺め、思い思いのアングルで写真を撮り、順々に移動して行くと言う感じです。おそらく時間予約制を取っているこの寺院には、オーバーツーリズムもマナー知らずのインバウンド団体客も関係無いようでした。別室では写経も出来るようでしたが、横目に眺めながら、廊下を抜け、一階の部屋から庭を眺めた後、寺院を出ました。

昨年からの宿願(?)を果たしたホッとした思いで、車を止めたリゾート施設に戻りました。このリゾートクラブは、現役時代、熱心な営業も受け様々な説明も聞きましたが、実際に訪れてみて、その豪華さには改めて感心しました。

レストランに入り、ビュッフェ形式で提供される料理も豪華なものでした。もちろん料金もそれなりのものだったので、高価そうな和牛サーロインステーキやカニ料理をせっせと運び、元を取るべく(?笑)頑張りました。

寒波襲来の予測もありましたが、幸い日差しが暖かく風も無い一日で紅葉の京都を満喫しました。一日が終わって、スマートウォッチの歩行記録を見ると、何と11,000歩を超えており、健康的な観光の一日でした。

なお、今回のツアーの目的の一つでもあった海外旅行客の状況の変化については、確かにマナーを守らない迷惑な種類の団体客は、激減しているようで、過度なオーバーツーリズムは解消され、世界の各地の様々な国から、日本文化をリスペクトし、それを楽しもうとする穏やかな旅行者が中心になっている事を実感しました。

皆さん、今は、落ち着いた古都の観光には絶好のチャンスです。機会を持てる方は是非落ち着いた日本文化を味わいに出かけましょう!

投稿者:

matsuga_senior

《松賀正考》大阪大学外国語学部英語学科、歯学部卒業。明石市で松賀歯科開業。現シニア院長。 兵庫県立大学大学院会計研究科を卒業し会計専門修士。さらに同大大学院経済学研究科修士課程を卒業。その修士論文で国際公共経済学会の優秀論文賞を受賞。現在、博士課程在学中。