ドイツ・インプラント学会(DGZI)の専門医資格を持つ日本人メンバーの研究会(DGZI-Japan)の
研修会が1月下旬、横浜の神奈川歯科大学研修センターで開催され、院長は『インプラント治療におけるCTの活用』というテーマで
発表を行いました。
院長は、昨年本院に導入設置した歯科用CTでの実例を元に、従来のようにインプラントの術前CTに
よる診断・シミュレーションのみではなく、インプラント治療以前の早期の段階から、CTデータに
基づく長期的方針によって診断・治療計画をたてる必要があることを述べ、さらに、術後において
オペの結果と事前のシミュレーションとの比較をきちんとすることが、オペ技術の向上に不可欠で
あること、また、術後の結果を補綴物(セラミック冠などの人工の被せ物)のきれいな写真で見せる
例がよくあるが、それは上べの見せかけに過ぎず、重要なのは、骨内でのインプラントそのものの
納まり方である、それを確認するのはCT以外ではありえないことを説明しました。
メンバーからはCT導入に関わる様々な問題、数千万に上る価格、設置スペース、実際のニーズ、
技術的な困難さ、等々について、様々な質問が出され、活発な論議が行われました。
-- 術後のCTの重要性を動画で解説 --
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-- DGZI日本部会での発表 --
また、院長から、今後、全国に散らばるメンバー間で、歯科分野に関わる新技術や情報に関して、ネット上で
情報交流する電子会議室を設置運営することが提案され、メンバーの賛同を得ました。
さらに、インターネット技術の本来の活用として、国内にとどまらず、海外、殊に関係の深いドイツの専門家
たちとの交流を目指してはどうか、という夢も語られました。
次回の研修会は今春、大阪で開催されることになり、院長がそのお世話をさせていただくことに
なりました。

-- DGZI-Jの電子会議室を提唱 --
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