ドイツ・インプラント学会の専門医資格を持つ日本人メンバーの研究会(DGZI-J)の
研修会が1月の横浜に続いて、6月中旬、大阪で開催され、院長が、幹事役として、そのお世話をさせていただきました。
東日本のメンバーも新幹線や飛行機で前夜から集まり、中ノ島で開かれた懇親会では旧交を温めつつ、
インプラント分野の最新情報の交換が行われました。
研修会は、翌日曜の朝から、歯科機材の世界的メーカーであるドイツの Kavo 社の大阪研修室で開催され、午前中は
会員による日常のインプラント診療をもとにした症例発表が行われ会員間で活発なディスカッションが続きました。
ランチタイムをはさみ、午後からは芦屋でインプラント外科専門で開業されている野阪泰弘先生をお招きしての
講演が行われました。
野阪先生の講演は『サイナスリフトの光と影』と題し、神戸市民病院等の口腔外科分野での長い診療経験や
インプラント外科専門で開業された当初から歯科用CTを導入し、高度な外科手術の術後経過をきめ細かく追跡
してこられた経験に基づく様々な知見を示されました。

-- 会員間の情報交流について説明する院長 --
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- 世界的歯科機材メーカー Kavo の大阪研修室 -

-- 特別講演の野阪先生 --
さらに、きちんとしたデータに基づかず、目先と上べだけを考えた安易なオペが、患者さんとの
信頼関係を崩し、ひいては、インプラント治療全体への不信感を招きかねないことへの警鐘を鳴らされ
ました。
この他、ランチタイムにはドイツ Kavo 社の最新機材、日本のトップメーカーのCT、新開発のインプラント=システム
の紹介も行われ、さらに、会員協議において、本年10月にブレーメンで開催されるドイツ・インプラント学会への
参加準備について話合われるなど、有意義な一日となりました。
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